二代目醤油らーめん司 幸楽苑
ふと気がついたら夏至が過ぎ去りし日になっていましたね(^_^;) つい先日までは心が潤う季節である春に散りゆく桜を眺めながら一面に広がる背脂のラーメンを連想したものですが、これからゆったりと日が短くなっていくのでしょうね。
まだ実感は湧きませんが…。まぁ、日が長かろうが短かろうが常に味に一貫性のあるチェーン店の一杯でも食べながら考える事をやめてしまう一匹の雄(おす)です。
それと、最近は個性的な一杯ばかり追い求めていた反動もあり、クラシックな一面もありつつも創業者への敬意から商品化されたという幸楽苑の珠玉の一杯である「二代目醤油らーめん司」をたべたいなぁとCMの影響でお店まで足を運びました。
結局、僕を動かしたのは季節感や雅な感性ではなく、大衆を扇動するCMで動いてしまうのがなんとも安っぽい行動原理なのがお恥ずかしいのですが、幸楽苑クオリティーの安心感にも信念を感じるので、これはこれで良しなのです(* ̄(エ) ̄*)b
さてと、とりあえずメニュー表をパラリ。
結構前にも司ラーメン食べたことがありますが、今回は二代目のようですね。
全然調べていませんが、デュラム粉ブレンド麺(特許申請)の麺に変更した所がパッと思いつく変更点ですかね。以前の麺も特注の細麺で通常のらーめんよりも美味しく感じましたが、新開発した麺の強みはそれ以上かもしれません。
個人的にもこのデュラム粉ブレンド麺の完成度はスゴイと思いますし、いっそのこと全てメニューをこの麺に変えてしまっていただきたいとすら思うほどです。
他にはメニュー表にも書かれていますが、スープも醤油の風味をぐっと高めたコク旨と書かれているように通常のらーめんよりも個人店並みのこだわりの深きスープでございます。
卓上調味料も一応パシャリ。餃子をセット注文するあなたのために一通り揃えておきました!(`・ω・´)ゞ という意思を感じてしまうラインナップ達。
それと、モバ麺倶楽部に入ると特典もありますから、デジタルネイティブと呼ばれるオーラを放つあなたはもちろん加入していますよね?(´(ェ)`)b 僕は加入していませんが。
そして説明無用の焼き餃子が到着。
うまいっす!(^o^) 毎回画像マシマシにしたいので欠かさず写メに取っておりますが、きつね色の焼き色が美しく、よほどのことが無い限り焦げ付いた餃子が来ないことも幸楽苑の特徴と言えましょう。
ついにやってきた二代目醤油らーめん司のお姿がこちら♪ 器にはナルトのようなデザインの雷文とスープに鎮座する実体のナルトというトッピング一つでノスタルジーな印象を受けますね。
そしてノリやチャーシューと青ネギというトッピングや盛り付け自体には最近のラーメン屋さんのトッピングに比べると派手さは無いけど、無駄を削いでいながらも貫禄を秘めたお姿には創業者の名を冠しただけはあるなと感じます。
で、らーめんのお味は…。かなり味の強さの源である魚介の風味の強い味わいの逸品。
煮干しや飛魚などのお魚さんから取った出汁の印象が強くて鶏ガラの印象が普通の醤油らーめんよりも感じにくくなっているので、オーソドックスなスタイルかと思いきや、けっこう好き嫌いが別れてしまう攻めの逸品のようにも思えました。
僕の父親は煮干し系や魚の出汁の主張が苦手なのでこの一杯を一口で、普通の一杯の方が良いかな(^_^;)という反応でしたが、その反面、お魚系の出汁を重視した味わいが好きだという言うあなたには強くオススメしてみたい一杯でもあります!
更にドアップの一枚もパシャリ。
長期熟成した醤油も味に強さと若干のトゲがあるため、一口目の美味しさは幸楽苑さんのメニューの中でも屈指の実力ですが、食べ進めた後半になると少し美味しさに慣れてしまいしょっぱさの方が気になってしまうかなぁというのが僕の個人的な感想です。
豚骨や野菜などもこのスープには入っているらしいのですが、お魚さんの勢力と醤油の力が勝りすぎているので、好みに合う人がこの一杯と巡り会えたなら、チェーン店離れした一杯いとの出会いに乾杯という素敵な一日の予感がする一杯でした。
こちらの一杯よりも値は張りますが、
味噌野菜らーめんのずば抜けた美味しさには及ばないかなとも思ってしまいました。
とにかく野菜を美味しく食べられる一杯には年配の方や女性受けも良いですが、二代目醤油ラーメン司さんも野菜などのトッピングが可能であれば味わいの強さも野菜の水分から出る優しい旨味でより美味しくなりそうだなと思いつつも、優秀な開発陣がそれを許していないということは二代目醤油らーめん司の完成度はプロが見ても高水準なんだろうなと一日思いにふけました。
たまに食べてみたくなる一杯です♪ ごちそうさまでした☆